突然ですが!
もうすぐ十五夜なのをご存知でしたか。
2026年の中秋の名月は、9月25日。
そう遠くない、来週の金曜日です。
お月見といえば、月見団子。
そしてもうひとつ、忘れてはいけないのが「月見そば」ですよね~。
そばの上に、卵をひとつ、ぽとん。
それだけで、なんだか特別な一杯になる。
あの黄身を「月」に見立てる発想、いったい誰が思いついたのでしょうか。
■ そばに卵をのせただけで「月」になる、不思議な文化
月見そば・月見うどんの歴史は、意外と新しく、江戸時代の終わりごろからだと言われています。
当時はまだ生卵を気軽に食べる習慣が広まりはじめたばかりで、
卵は貴重品でした。
そんな卵を、まん丸のままぽんと乗せる。
その姿が、雲間に浮かぶお月様に見えた。
江戸っ子らしい、粋な見立てですよね。
おもしろいのは、関東と関西で「月見」の扱いが少し違うことです。
関東では、そばやうどんに卵をのせれば、たいてい「月見」と呼びます。
一方の関西では、天かすや麩を一緒に加えて、
夜空に浮かぶ月と雲をより本格的に演出することが多いのだそうです。
同じ「月見」でも、土地によって月の見え方が違う。
実は私も、この違いを知ったとき「へえ~」と声が出ました。
ちなみに十五夜に月見団子をお供えするのは、
里芋などの収穫を月に感謝する行事が由来とも言われています。
昔から日本人は、満月のかたちに「実り」を重ねてきたんですね。
そばの上の卵も、きっと同じ気持ちの延長にあるのかもしれません。
■ そばののど越しは、実は「水」で決まる
月見そばをするっと味わうとき、
案外見過ごされがちなのが「のど越し」の主役は水だという事実です。
そば半では、そばを打つのに焼津の海洋深層水からつくる脱塩水「駿河純水」を使っています。
この水でそばを打つと、そばがしなやかになり、のど越しが驚くほど良くなるんです。
そば粉と水だけで仕上げる十割そばだからこそ、
水の質がそのまま麺の表情に出てしまう。
だからこそ、水選びには一切の妥協をしていません。
使っているそば粉も、北海道の契約農家様が無農薬有機質栽培で育てたそばの実を、
毎日店内で自家製粉したもの。
鬼皮をむいた「むき実」の状態で挽くので、甘皮はしっかり残り、
そば本来の香りと風味が立つんです。
香り高いそば粉と、しなやかにしてくれる駿河純水。
このふたつが揃って、はじめて、するりとしたのど越しが生まれます。
そして同じ駿河純水は、出汁を引く際にも使っています。
雑味が出ないのはもちろん、驚くほど濃い出汁が引けるのも、この水のおかげ。
月見そばの卵をくずして、出汁とからめて食べる。
その一杯の奥に、実はこんな水へのこだわりが隠れているんです。
■ 満月を待たずに、そばで一足先の十五夜を
2026年の中秋の名月は9月25日ですが、満月はその2日後、9月27日なのだそうです。
名月と満月がぴったり重ならないというのも、月の暦のおもしろいところですよね。
ずれるからこそ、月を眺める楽しみが長く続く。
そんなふうに考えると、なんだかロマンがあります。
今年の十五夜は、お団子だけでなく、
そば半のグルテンフリー十割そばで、一足先の「月見」を楽しんでみませんか。
つるんとしたのど越しの先に、小さな満月を見つけていただけたら嬉しいです。
そば半 登呂本店
静岡県静岡市駿河区登呂6-2-1
TEL:054-286-6333
営業時間:月曜 10:00〜14:30 / 水〜日曜 10:00〜20:00(通し営業)
定休日:火曜日
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