ナイス興津の「100日間グルテンフリーチャレンジ」が始まってから1週間が経過した。
最初はどこか新しいことを試す興奮もあり、スタッフたちは前向きに取り組んでいた。
しかし、次第に挑戦への難しさが見えてくる。。
「もう、昼食はサンドイッチが食べられないなんて…」と、
キッチンの若手スタッフ・ショウは不満げに呟く。
彼女は毎日、バターロールやクロワッサンを食べるのが楽しみだった。
ホールスタッフのヨウヘイも、
「家族と外食しても、注文できるものが限られてきてさ…」と肩を落とす。
そう、家族で行くファミリーレストランは、小麦の入ったメニューが圧倒的に多い。
スタッフたちは、口にこそ出さないが、心の中で
「このチャレンジ、最後まで続けられるのか?」と不安を抱えていた。
スタッフ同士の葛藤
ある日、シフト終わりのミーティングで、スタッフのハツエが不満を爆発させた。
(小さなボウルでナイスを威嚇するハツエ)
「ナイスさん、正直に言いますけど、これ無理ですよ!
「毎日の食事をいちいち気にしなきゃならないし、
「あたしっち、別に小麦アレルギーでもないのに、
「何でこんなことしなきゃならないんですか!?」
他のスタッフも頷きながら、同じようにストレスを感じている様子だった。
ナイス興津は、彼らのフラストレーションを冷静に受け止めた。
自分もグルテンフリーを始めたばかりの頃、
同じような気持ちだったことを思い出す。
「そうだよなぁ、おはっつぁん。
「最初はオイラもそう思ったよ。でも、
「これは単なる食事制限じゃない。
「自分のカラダとの対話なんだ!」
ハツエ(おはっつぁん)
「でも、目に見える効果がないと、続けるモチベーションが…」
ナイス
「そうだよなぁ」
「でも、最初の変化は案外と小さなことから始まるもンだぜ?」
(振りかざしたボウルを下げたハツエ)
初めての変化
その夜、スタッフのアヤは自宅で夕食を食べた後、ふと気づいた。
最近、食後の重だるい感じがない。
いつもは夕食の後すぐに横になりたくなっていたのに・・
「もしかして…」アヤは自分に問いかける。
これが、グルテンフリーの効果なのか?
まだ信じ切れないが、何か変化を感じたことは確かだった。
翌日、
アヤは職場で他のスタッフに自身の体験談を語った。
「最近、なんだか胃が軽い感じがして…食べた後、体がスッキリしてるんだよね。」
それを聞いたユウコも、
「私も!
「朝、なんか目覚めが良くなった気がするんだけど~、気のせいかな?」
少しずつ、スタッフたちが自分の体に起きている小さな変化に気づき始めた。
それは大きく劇的な変化ではないが、
確かに彼らの体は何かを感じ取り始めていた。
ナイス興津の思惑
その様子を見て、ナイス興津は小さなガッツポーズ。
スタッフたちが自分の体の変化に気づき始めたことを、
彼は感じ取っていた。
彼らがその変化に気づくことで、グルテンフリーの本当の価値を実感してくれるのではないかと期待しているのだ。
ナイス
「だけど、まだまだ『そば道の道半ば』。ここからが本番だね」
と、『そば半』命名の由来をサラッと披露しつつ。
彼らの旅はまだ始まったばかり。
これから訪れるさらなる変化を前に、
スタッフたちは少しずつ、
グルテンフリーの生活に前向きに取り組んでいくのであった。
来週あたりに、そろそろ大きな変化が訪れるんじゃね?――
それが、ナイス興津の予感だった。
当然、
恋の予感(安全地帯)ではない。
(この歌ちょー好き)